ブルーレイレコーダーの電源が入らない。正確にいうと電源を入れると「wait」の点滅表示のまま起動しない状態。ネットで調べるとどうやらかなりの人に同じ症状が発生している様子です。機種は東芝の「REGZA DBR-Z150」ですが、原因はSATA電源ケーブルが焦げてしまうことの様です。捨てるのも勿体無いので直す事にしました。自己責任ですが簡単な修理で改善するので同じ症状の人は確認してみましょう。
REGZA DBR-Z150について
2011年10月20日 発売ですから既に発売から10年以上経過したモデルです。ブルーレイプレイヤーは他にも持っていますし最近はテレビに外付けされたHDDへの録画だけで事が足りていますので使う事はありません。強いて言えば録画予約がどうしてもテレビ側だけで足りなくなった時用でしょうか?

DBR-Z150 WAIT 点滅について
「DBR-Z150 WAIT 点滅」「DBR-Z160 WAIT 点滅」、こちらで検索していただくと分かりますが殆どが「SATA電源ケーブルの焼損」。ちょっとパソコンも含めてお目にかかった事は無いのですが製造時に調達したSATA電源コネクタの品質に問題があったのかDBR-Z150のHDDへの給電回路の不具合なのかはわかりませんがコネクタを交換して対応します。交換といっても適当な「SATA電源ケーブル」を切断し繋ぐだけですから簡単です。

圧着端子を使う
切って繋ぐにしても被覆を剥いてねじり合わせるだけとはいきませんので、こちらのタイプの物を使って接続します。ちょっとした結線には半田ごてを用意する手間もなく簡単に確実に繋ぐことが出来て便利です。圧着には「電工ペンチ」と呼ばれる物が必要ですが1つ購入しておくと便利ですよ。


修理後に確認
HDD側の接続端子に問題が無ければ「SATA電源ケーブル」を交換し元通りに組み立てた後に電源を入れます。(※HDD側の端子も焼損の影響を受けて変色や変形をしている場合はそのHDDをそのまま使う事はお勧めしません。HDD側の端子や基板損傷があった場合に危険ですので正常なHDDと交換しましょう。)
最初に「正常に電源が切られませんでした…」のALERT表示が出ますが幸いにもHDD側には影響が無かった様で録画データも無事でした。この方も同じ症状で修理されています。要領は同じなので自分で修理を考えているかたは分解手順を参考にしてください。
まとめ
ちょっと調べただけで結構なユーザーが同様の報告をしているところをみると結構深刻なトラブルに感じますが東芝はリコールや注意喚起をしていない様です。「SATA電源ケーブルの焼損」は火災に繋がる可能性もあるだけに心配ですね。「DBR-Z150」「DBR-Z160」をお持ちの方はコネクタ部分に異常が無いか確認した方が良さそうです。電化製品が原因の火災は意外に多いので気をつけましょう。
