愛用の「Snap-on (スナップオン) ラチェットドライバー ハードグリップ」が時々空回りする様になって面倒臭くて放置していたのですが流石にこのまま使えないのは不便なのでメンテナンスしてみました。本来であればバンセリングで買ったのでメンテナンスを依頼すれば良いのですが引っ越しで疎遠になってしまったので自分でメンテナンスする訳です。簡単なので同様の症状の方は分解してグリスアップしましょう。
Snap-on ラチェットドライバーとは
日常使う工具の中では抜群に使用頻度が高いこの「Snap-on スナップオン ラチェットドライバー」。グリップにビットが収納出来るので常に机の横のかごに放り込んであります。ちょっとした作業には使い勝手が良いのでお勧めです。パソコンの組み立てにも良く使っています。電動工具に比べて狭い場所でも使えますし大量のネジの脱着が無いのであれば電動より寧ろ使い勝手が良いです。

分解は本当に簡単
分解方法は動画を参考にしました。ちょっと細かい部品はありますが落ち着いて行えばそれ程難易度が高い訳ではありません。小さな部品を分解時に紛失しない点に注意し、分解した部品の洗浄用にパーツクリーナーとブラシの用意を事前にしましょう。組み立て前に劣化したグリスを綺麗に洗浄しないと動きがスムーズになりません。(手を抜いたらやり直しになりました。)パーツクリーナーが無い場合は古いグリスを落とせれば良いので他の物でも大丈夫です。洗浄後に塗るグリスは適当な量で問題ありません。ゴミ等混入しない様に注意しモリブデングリスやシリコングリスでグリスアップしましょう。参考にした動画はこちら。ラチェット部分の構造は同じです。(シャンクは抜けません。)

組み立て後の確認
ラチェットの切り替えを回して何方の方向でも軽く回って引っ掛かりや空回りが無ければ完了です。私は1回目の分解時に古い硬化したグリスを完全に落とさなかった為、空回りの症状が改善されませんでした。ラチェットのギヤ部分に残ったグリスが原因だった様です。アルコールを入れた瓶に浸けて硬化したグリスを柔らかくしてからブラシで清掃すると綺麗に取り除けました。他の細かい部品のバネやピンも一緒に洗えるのでこの方法は簡単でお勧めですよ。
他のラチェットハンドルも点検してみる
ここ10数年は使った記憶が無い他のラチェットハンドルも動作確認してみました。スナップオン以外にもマックツールのラチェットも所有していますのでそちらもチェックしましたがラチェットドライバーとギヤの歯数が異なるのが良いのかラチェット機構に問題はどれも見られませんでした。内部のグリスの劣化は特に起こっていない様子です。これならやはり時間がある時に分解しメンテナンスを行えば一生物で使えそうです。この先、子供に譲るつもりなので一通りメンテナンスしてから渡す予定です。
まとめ
スナップオンは品質の高さから一度購入すると趣味で使う頻度であれば摩耗で故障する事は余り無いとは思いますが、工具はメンテンスが必要な物もあります。今回メンテナンスしたラチェット部分は特に定期的に行う必要はありませんが動きが渋くなったら早めにメンテナンスしましょう。