必要十分な|無駄遣いしないで安価なCPUグリスを探す

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CPUグリスまたは熱伝導グリスと呼ばれる商品があります。メーカー製のパソコンであったり自作パソコンの場合でもリテールクーラーをそのまま使う場合は熱伝導シートが貼られているので良いのですがCPUクーラーを脱着したり交換する場合は新たに熱伝導シートを貼り直すかCPUグリスを塗布する必要があります。市販品のCPUクーラーには使い切りのCPUグリスが同梱されている場合もありますが手持ちが少々寂しくなって来ました。色々調べましたが私の場合はアイネックス 熱伝導グリス 大容量タイプ GS-04またはアイネックス 熱伝導グリス大瓶タイプ TC-200で良さそうです。

目次

“高級品”は必要なのか

CPUグリスまたは熱伝導グリス(以降、CPUグリス)はCPUとヒートシンクの間に塗って熱伝導の効率を高める目的で使われます。簡単な話、CPUとヒートシンクの間にはどうしても隙間が生じるのでそのままだとCPUからヒートシンクに上手く熱が伝わらないので適当な物で埋めてしまおうという事です。で、調べると出てくるのは高級品ばかり。

熱伝導率を向上させる目的でダイヤモンドを混ぜてあるという事ですが本当に必要でしょうか?※まぁ、使ってみたくなる気持ちは分からなくもありません。

メーカー製パソコンやリテールクーラーは熱伝導シートが貼られていて問題なく使えます。熱伝導シートは然程、熱伝導率が高いとも聞きません。

“普通”のCPUグリス

“普通”のCPUグリスという言い方も変ですが元々、トランジスタのヒートシンク用にも使われていた熱伝導グリス。サンハヤト 熱伝導性改善用シリコン放熱用シリコーン SCH20が良かったのですが若干値上がり。

そうなるとアイネックス 熱伝導グリス 大容量タイプ GS-04か?

アイネックス 熱伝導グリス大瓶タイプ TC-200が良さそう。特にこちらは一生使い切れない位です。

正しい塗り方は諸説ありますが参考ページ。

“これで十分”かどうか?

上で紹介した様な安価なCPUグリスでも何の問題もありません。問題があるとすれば別の要因でCPUグリスが正しく塗布されていないとかヒートシンクが上手く冷却出来ていない等、勿論PCケース内のエアフローがそもそも悪かったりオーバークロックを行っている場合はそれに応じた対策が必要です。例えばエアフローが良いレイアウトやPCケースに交換する、ヒートシンクをより冷える形状の物に変更するという対応が必要です。そもそもCPUの温度が高すぎると判断してもその温度は実はCUPに依っては問題ない場合もあります。

“サーマルスロットリング”と付き合う

高負荷時にCPUグリスや空冷クーラーの能力に依ってはサーマルスロットリングが発生する可能性がありますがこれは言わば安全装置なのでサーマルスロットリングが働いているのであればCPUの電圧や動作クロックを自動的に落とし今の冷却能力で問題ない状態になります。その際、パソコンの処理能力は当然落ちているのですが発生が頻繁に無いのであれば許容する方が良さそうです。高負荷でも絶対にサーマルスロットリングを発生させない為に水冷CPUクーラーを導入する事は常に割が合う訳ではありません。動画編集をする・ゲームをする等、サーマルスロットリングが発生して支障がある場合のみ検討で良いと思います。

まとめ

アイネックス 熱伝導グリス大瓶タイプ TC-200なら200gと恐らく一生使い切れない量があります。そこまで要らないという方はアイネックス 熱伝導グリス 大容量タイプ GS-04でも30gと十分な量。高負荷が発生しないインターネット閲覧や仕事で使っている事務用パソコンのメンテナンス時にはこの程度のCPUグリスで問題ありません。大型の空冷クーラーや水冷CPUクーラーを導入後、稀にサーマルスロットリングが発生する様な環境には高価なCPUグリスは有用と思われます。趣味で使ってみたいなら兎も角、必要無いなら普通のCPUグリスで良いですよね。

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