地味に不便な|USBポートの接触不良を直してみた

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以前に購入したENERMAX PABYS PB30 ECB-PB30-BB-ARGB (ATX ガラス) ドスパラ限定モデル、安価な割には良く出来ていて気に入っていますが購入して暫くからフロントUSB端子の調子が良くありません。具体的にはUSBメモリを挿した際に少しぐらぐらしていて指で触るとUSBメモリが認識したりしなかったりとなってしまいます。面倒だったので接点復活剤を試しましたが改善なし。試しに触ってみると精密ドライバー1本で直せましたので同じ症状の方は確認してみて下さい。

目次

“接点復活剤”は万能ではない

接点復活剤は手軽で便利なのですが石油系溶剤ですからメーカーのいう「ゴムやプラスチックにかかっても使用可能。」を過信するのは良くなさそうですね。私は接点復活剤は手抜きかダメ元で使うので例えばマウスのチャタリング修理ではマイクロスイッチの交換を試す前に、これで直らない場合は部品の交換または廃棄を前提に使っています。接点復活剤で調子が良くなったといって何度も使ったりせずに分解・清掃で改善出来る見込みのある物はそちらの方が良いと思います。もちろん面倒だからという理由で接点復活剤を使ってみるのは構わないとも思います。しかし改善しないからといってタップリ掛けるのは基板にまで影響を与え不具合の原因となります。

USB端子を観察してみる

調子の悪いUSB端子をよく見ると端子4つとこれと挿し込んだオス側端子を接触させる為に2本の爪があります。端子4つと向き合っている2本の爪です。電源を切りコンセントプラグも抜いた状態にしてから、これを細い精密ドライバー等※心配な場合は竹串など電気通さない物を使って爪をほんの少し起こします。※本当に少しだけにしましょう。起こし過ぎるとUSB端子に挿し込む際に固くて刺さらなかったり、破損が心配になるほど力が必要になります。その際は起こし過ぎた爪を戻します。適度な硬さ(挿し込み時の感触)になれば接触不良は解消です。USB端子が折れたりして壊れている場合は基板実装用として販売されている物を入手しはんだ作業で交換します。

無理は禁物

USB端子の手直しやはんだ付けを説明しましたがはんだ付けの方は自信がない場合は行わない方が良いですね。USBポートはノートパソコンで数が少なくても正常な物が1つあればUSBハブでポート数は簡単に増やせます。また、デスクトップパソコンの場合なら全面のUSBポートが不調でも背面にあるUSBポートにUSBハブを繋ぐことで解消出来ます。

USB端子の手直しならルーペ等で拡大し落ち着いて作業すれば失敗することは余り無さそうなのですが、不安な方は何か不要な廃棄予定のUSB端子で練習したり100円ショップでUSB延長ケーブルを購入してメス側で試してみるなどすれば失敗はないと思います。

まとめ

意外に不便だったのですがPABYS PB30 ECB-PB30は調子の悪いUSBポートの隣にもう1つ使えるUSBポートがあったので放置していました。使い方に問題がなくてもこの様な不具合は時々あります。簡単な物は自分で直すのも良いとは思いますがよく分からずに手を出して結果、けがをしたり故障が更に酷くなり使えなくなるのは避けましょう。よく考えて自信が持てない場合は見送ることも大切です。とはいえ試してみないと上達しないのも事実。普段から不要になった物を捨てずに残して分解やはんだ付けの練習用にしたりしましょう。

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