意外な原因!|”No bootable devices found”で嵌まる

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Giving UEFI boot options silly names
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デスクトップPC(DELL Vostro 3268)のHDDをSSDにしてからは快適で良かったのですが、ある朝起動すると「No bootable devices found」の文字。「初期不良を引いたか?」と一瞬考えましたがその可能性はそれ程高くはありません。トラブルシューティングの顛末を記事にしますが、結果を先に書くと意外にも原因は元々の「SATAケーブル」の不良でした。

目次

突然の”No bootable devices found”

SSD化して快適だったのですが冒頭に書いた様にモニターに「No bootable devices found」の文字。面倒な事になりましたがイメージバックアップもしてありましたし何とかなると思っていました。念の為、SATAケーブルの抜き挿しを行ってからPCの電源を入れBIOSで確認するとSSDは認識されています。SSDの不良では無さそうと判断してブートセクターの修復で復旧出来るかな?と考えていました。空のUSBメモリが無かったので使用中の8GBのUSBメモリの中身を一旦、他のPCにバックアップして空のUSBメモリを確保。別のノートパソコンでWindows10のインストールメディアをこのUSBメモリに作成しこれを使って修復を試みます。余談ですが安いので予備のUSBメモリは常に1本あったほうが良いですね。

修復の為にインストール メディアを作成する

Microsoftのサイトからインストールメディア作成ツールをダウンロードしUSBメモリ上にWindow10インストールメディアを作成します。作成後、USBメモリから起動し「コマンドプロンプト」を呼び出してブートセクターを修復をしようと思ったのですが……。インストールメディア作成ツールを実行すると進捗状態が何%と表示されますが残念なことに1%進むのに1分以上掛かっています。単純にこのペースですと1時間以上掛かります。必要になったらまた作れば良いや、とばかりに以前作ったUSBメモリをフォーマットした事が悔やまれますが仕方ありません。途中から進捗のスピードが上がることもよくありますから期待しつつ待つことにしました。

インストールメディアで起動する

何とか1時間少々でUSBメモリ上にWindow10インストールメディアが作成されました。USBメモリをPCに挿し込み電源を入れるとUSBメモリからブートしてWindow10インストールの画面が表示されました。画面左下の「コンピューターを修復する(R)」をクリックし「オプションの選択」が表示されたら「トラブルシューティング」をクリック。表示された「詳細オプション」の画面にある「コマンドプロンプト」をクリックします。コマンドプロンプトが立ち上がったらブートセクターの修復を行います。

「UEFI(GPT)」か「MBR」か?

このPCは「UEFI(GPT)」であることは分かっているので良いのですがどちらか分からない場合は「MBR」では有効ですが「UEFI(GPT)」では無効となっているコマンドを使う方法があります。以下の手順でコマンド入力する事でどちらの場合でも修復出来る筈です。必ず修復出来る、と保証する訳では無い事を理解した上で参考にして下さい。

  1. bootrec /FixMbr と入力してキーボードの「Enter」
  2. bootrec /RebuildBcdr と入力してキーボードの「Enter」
  3. 「インストールをブート一覧に追加しますか?」と聞かれたら「Y」を押してから「Enter」

上の1~3で復旧出来ない「ブート領域」の復旧方法については「ぼくんちのTV別館」さんに詳しく解説されています。読んでみて理解出来ない場合は試すのをお止めになる事をお勧めします。何度も読んで理解してから行って下さい。

起動成功!しかし、ここから嵌まる

この後、電源を入れると問題無く起動しログイン出来ました。ところが嵌ったのはここからでした。再起動を行ったところ、またもや「No bootable devices found」の文字。再度、再起動してBIOSに入って見てもSSDが認識されていません。再び「Window10インストールメディア」からブートし「ブート領域」を修復を試みますがそもそも認識していないので修復出来ません。SATAケーブルの抜き挿しもSSDの認識には変化無し。ここでSSDの不良を疑い交換用に準備しておいた同製品と入れ替え、新しいSSDにWindow10のクリーンインストールを行い問題の切り分けに進みました。

原因はSATAケーブル?

「新しいSSD」にクリーンインストールしたWindow10から起動しログインまでを確認。これで症状が再現されればSSD側の問題では無く、本体側の何かが原因という事になります。再起動を行うと2回目で早速「No bootable devices found」。残念ながらなのか幸運にもなのか分かりませんがSSDが原因では無い様子です。ここで初めてひょっとして「SATAケーブルじゃないか?」と思う事に。

半信半疑でSATAケーブル交換

しかしSATAケーブルは見る限りでは破損している様子はありません、だからこそ交換をしませんでしたし過去にSATAケーブルの不良に当たった事がありませんでした。「これを交換して改善しなかったら一体どこだろうか?」と思いながらSATAケーブルを手持ちの物と交換しました。SATAケーブルの交換と合わせてSSDも最初の物と交換し電源を入れると何事も無かった様に起動成功!数回再起動やシャットダウン・再起動を行いましたが起動不良は発生しませんでした。どうやら本当にSATAケーブルの不良が原因だった様子です。

まとめ

「元々内蔵型はケーブルの取り外しを頻繁に行うことを想定していなかった為、50回。
外付けのHDDに関しては取り外しの回数が多い可能性があるので5000回を超えるように設計されている。」

間違いだらけの備忘録

SATAコネクタに規格が変更された頃に読んだ記憶はあったのですがそもそも50回も抜き挿ししないのでトラブルにあった事がありませんでした。今回もコネクタのトラブルというより元々の曲げられた状態からSATAケーブルの取り回しがSSD化に伴い変わった事が原因で配線部分で何かしら接触が悪い様に見受けられます。結果的に復旧したので問題は解決したのですが意外な落とし穴だったので同じ様なトラブルが起きた場合はこういう事もあると参考になれば幸いです。

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