解決|時々フリーズして使えなくなるPCを直す#02

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デスクトップPC(DELL Vostro 3268)のトラブルですが改善したので記事にします。やはり原因は経年劣化した電源でした。電源の劣化による原因が分かり難い不調の際には思い切ってトラブルシューティングの早い段階で電源交換を行ってみるのも悪くないと思います。

目次

分かり難い電源ユニットの劣化

電源ユニットが劣化するのは何故でしょう?電源ユニットには部品として「電解コンデンサ」と「冷却ファン」が使われています。どちらも使用時間が進む程、劣化が起こる部品です。「冷却ファン」は場所に依っては目視で確認することが可能ですが、「電解コンデンサ」については電源ユニットを分解しないと確認することが出来ません。「電解コンデンサ」は製品の特性上、寿命がありますので「冷却ファン」に問題無くとも何れ電源ユニットの寿命が来るという訳です。

●寿命が有限
電解液のドライアップ(蒸発)により静電容量が低下します(容量抜け)。一般に寿命は10年程度といわれています。また、電解液の液漏れにより、回路の絶縁低下などを起こすことがあります。

TDK Techno Magazine

「電解コンデンサ」の寿命が10年なら問題ないのでは?

実際に自身のパソコンや職場のパソコンの中には電源ユニットの問題も無く使われているパソコンも結構な数としてあるのですが現実問題として数年で電源ユニットの寿命を迎えてしまい修理が必要となることがあります。これには様々な原因があるにせよその原因の一つとして「電解コンデンサ」には電解液の消失があり、その時間は「アレニウスの法則(10℃ 2倍則)」にほぼ従っているからです。その為、高温となりがちな電源ユニットは「電解コンデンサ」にとって厳しい環境となっています。

《アレニウスの法則(10℃ 2倍則)》
電解液の消失量は温度と関係し、アレニウスの法則と呼ばれる化学反応速度論にほぼ従うことが知られています。これは使用温度が10℃上がれば寿命は2分の1になり、 10℃ 下がれば寿命は2倍になるという法則で、10℃ 2倍則とも呼ばれます。

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用意した電源ユニットと交換する

購入した電源ユニットと交換します。交換はDELL Vostro 3268のマニュアルを参考に行えば簡単です。特に分かり難い場所にあるネジ等はないので初めて挑戦する方はマニュアルをよく見てゆっくり進めれば大丈夫だと思います。交換後、電源ユニットから出ている配線が元通りになっていれば大丈夫です。配線がケースファンに当っていたり、どこかに挟まっていないかよく確認して問題無ければ電源ユニット交換は完了です。

まとめ

電源ユニット交換後はフリーズも含め、おかしな症状は無くなりました。折角電源ユニットの交換を行ったのでもう少し手を掛けて快適な環境を作りたいと思います。次は手配した下記のSSDが届きましたらSSDへのコピーについて記事にします。

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