簡単移行!|「やよいの青色申告」のデータ移行について調べてみた

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

10月も中旬を過ぎ、次第に年末が近づいて来ました。会社員をしながら副業をしている人はそろそろ面倒な時期がやって来ます。そう、それは1年が終わると必ず必要な「確定申告」。例の「副業300万円」問題は幸いにも改正案の「年収300万円以下の副業は原則として雑所得とする」は修正され真面目に事業として営んでいれば「事業所得」として申告に修正された様です。(暫く様子を見る必要はありますが…。)但し、「帳簿書類の保存」との文言が追加されましたのでそろそろ今まで使っている記帳の為のソフト更新について調べて見ました。

目次

青色申告に必要なソフトとは?

ざっくり説明すると「開業届」を税務署に提出し「所得税の青色申告承認申請書」を同様に税務署に提出し承認されると所謂「青色申告」が行なえます。「青色申告」には「白色申告」と比較し税制上の優遇措置がある代わりに「複式簿記」による記帳などの適用要件があります。つまり必須事項である「複式簿記」を行うことが出来る会計ソフトが必要になるのですが、個人的には昔からありインターネット上に情報が沢山ある物となると必然的に「やよいの青色申告」となります。

以下は10/21発売予定の最新版。今後、購入ならこちら。

やよいの青色申告って簡単なの?

毎年、バージョンアップされ既に現時点で「やよいの青色申告 22」となっているこの会計ソフト。会計の専門家が使う前提では無く仕訳の科目について、これらの知識が少ない方が使っても正しい仕訳が出来る様に工夫されています。正しい仕訳での記帳は正確な納税に繋がりますからとても大切なお話です。正しい仕訳が出来れば申告内容に間違いが無くなるという訳です。最近ではこの仕訳処理の部分がAI化されていたりして昔よりかなり進んだ印象です。

以前のバージョンからの移行について

移行には2つの方法があると思います。1つ目は期末で一旦終えて会計年度を変更し期首の金額を控えた後、新しい「やよいの青色申告 」をインストールしそちらで新しく事業所データを作成し開始残高を入力し始める方法。もう1つは現在の「やよいの青色申告 」のデータを新しい「やよいの青色申告 」に読み込ませんて移行する方法です。しかし最初の方法は作業のタイミングが期首に限定されますし仕訳辞書も再度、登録し直しですから大変です。面倒が無いのは後者の方法なのですがちょっとだけ面倒な問題があります。

「やよいの青色申告 」に取り込めるデータは制限がある

私が使っている「やよいの青色申告 」は「やよいの青色申告 12」という年代物。現時点で「やよいの青色申告22 」なので既に10年経過という訳です。確か以前は取り込むことができる事業所データは5世代前だったと記憶していましたが調べてみると「やよいの青色申告22 」では「やよいの青色申告 15以降」からデータをコンバート(変換)出来るようです。
やよいの青色申告 22へデータをコンバート(変換)する方法
残念ながら私の使っている「やよいの青色申告 12」からは直接読み込んでコンバートは出来ません。でも諦める必要は無いようです。

一時的にコンバートするバージョンを用意する

要するに「やよいの青色申告22 」は「やよいの青色申告15 」以降であればデータの読み込みが出来るので一旦、「やよいの青色申告 12」から5世代以内となる「やよいの青色申告17 」または「やよいの青色申告15 」をダウンロードし「やよいの青色申告 12」のデータをコンバート後、「やよいの青色申告22 」でコンバート後のデータを読み込ませる方法です。間に途中のバージョンを挟む事でデータのコンバート(変換)を行うので1回で作業は終わりませんが簡単なので誰にでも可能で費用も掛かりません。

実際の手順

  • 「やよいの青色申告12」のデータを15を経由して「やよいの青色申告22 」に移行させる手順です。
  • 手順は簡単ですが変換後のデータやその他諸々、動作確認は行っていないのでデータの確認を入念に行い、自己責任で行って下さい。
  • この手順で変換された「事業所データ」について一切の責任は負いかねますので予めバックアップを取るなどの対策を行い、問題があった場合はご自身で解決するか販売元にご相談願います。
  1. 公式サイトから変換の為に必要な「やよいの青色申告15」のダウンロード。
  2. 「やよいの青色申告15」をPCにインストール。体験版としてインストールした日から30日間使用することができます。
  3. インストールした「やよいの青色申告15」を起動し、「やよいの青色申告12」の事業所データを読み込み「やよいの青色申告15」の事業所データに変換
  4. 分離済みの単年度データがある場合はこれらも変換。ファイルメニューから個別に開いて変換実行を繰り返します。
  5. 「やよいの青色申告12」をアンインストール。
  6. 「やよいの青色申告22 」をインストールし認証します。初回起動時に③で「やよいの青色申告15」にて変換した事業所データを「やよいの青色申告22 」の事業所データに変換
  7. 分離済みの単年度データがあり④の手順で変換した場合はこれらも変換。

以上でデータ変換して最新バージョンへの移行は可能です。公式サイトでも移行についての説明があります。
やよいの青色申告 22へデータをコンバート(変換)する方法

まとめ

弥生シリーズは息の長い製品で利用者としてはとてもありがたい製品です。間もなく「やよいの青色申告23」が販売開始されますがデータ移行については要領は同じです。(「やよいの青色申告15」のデータが対応していない場合は対応しているバージョンで一旦、コンバートするだけです。)私のように古いバージョンを使っている場合もこの様にデータ移行が出来るのであれば安心して使えますね。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次