寧ろ簡単？｜3ピンZH‑1.5コネクタをはんだ付け

冷却ファン交換に際して入手したファンのコネクタが異なったのでコンタクトピン(端子)の圧着を行ったのですが案外、難易度が高かったですし圧着の為の工具も滅多に使わないのにそこそこのお値段です。はんだごてなら使い道はそれなりありますし安価な物なら1,500円程度。出来合いの3ピンZH‑1.5コネクタのリード線をはんだづけする方法ならそれ程細かい作業では無いので試してみませんか？

「ZH」コネクタを作るのは意外に面倒

何しろコンタクトピンが小さいので慣れていないと圧着に失敗したり、そもそもリード線の被覆を剥くのを失敗することもあるのでそれなりに経験があるか練習しないと難しいと感じます。精密圧着ペンチの品質が良ければ苦労は然程でもありませんがそれでもやはり細かい作業なので端子のかしめ具合には気を使います。コネクタが合わなくて交換が必要な頻度を考えればコンタクトピンやハウジングを購入して揃え、精密圧着ペンチを用意して更に日常的にこの様な作業を行っていない方は練習まで必要となればちょっとウンザリしても仕方ないかもしれません。楽しめる人は楽しめるのですが……。

完成品のリード線をはんだ付けする

既に完成した状態で販売されている物はリード線を元々の冷却ファンのリード線をはんだごてで外し付け直すだとシンプルです。出来合いのコネクタはコンタクトピンはキチンと圧着されていますから自分の作業に自信が無い方にはピッタリです。用意するのも完成品の下記の様な製品とはんだごてだけです。細かい事を言えば、リード線を外す際にはんだを除去する「はんだ吸取線」または「はんだ吸取器」やリード線の被覆が溶けない様に「ヒートクリップ」が欲しいところですが、これらは100円ショップにもあるので問題ないですね。「目玉クリップ」を使って部品の保持や「ヒートクリップ」の代用品としても良いですね。

実際に行うと

練習がてら取り外した古い冷却ファンで試して見ましょう。冷却ファンのファンに貼ってある丸いラベル(商品名等が印刷されていると思います。)を剥がした下にリード線がはんだ付けされているケースが多いと思います。シールは特に必要無いので適当に剥がしても良いのですが、気になる方はドライヤーで軽く温めてからゆっくり剥がすと綺麗に剥がれます。剥がした丸いラベルは粘着面にホコリがつかないように保管しましょう。「はんだ吸取線」をはんだ部分に乗せてはんだごてを押し当てると「はんだ吸取線」に古いはんだが吸われて除去完了。後は用意した完成品のコネクタのリード線を間違えないように注意しながらはんだ付けしたら終了です。私はリード線の固定に「マスキングテープ」を使いました。自由度が高いので意外に便利なので良かったら試してください。元々付いていたリード線と色が入れ替わっていたり違う色になっている場合が多いので何度も正しいか確認しましょう。

まとめ

「完成品のコネクタと取替」を実際に行いましたが、はんだ付けの際に少しプラスチックが溶けてしまいました。といっても本当に少しですから問題ありませんし。ラベルで隠れてしまうので気になりません。ここを上手く行うにはコテ先を交換する必要がありそうです。気にしないならこれで十分なので良しとしますか。