BUFFALO製LinkStation LS-V1.0TLを使っていますが、手元にはもう1台LS-V1.0TLの残骸が残っています。折角なのでこのNASを修理して子供に使わせてみたいと思い今更ながら復活させる事にしました。HDDは手持ちの物を使ったので1TBのままですがNASがどんな物か理解するには十分です。このモデルは相当古いので速度も期待出来ませんが「Yahoo!オークション」等で格安に売られている事も多いので暇つぶしがてら試してみませんか?
「LS-V1.0TL」の分解
見える場所にあるネジは冷却ファンの固定ネジ兼内部のシャーシの位置決めの様です。このネジを外したら後はツメで閉じられているので順にツメを外して開けます。注意して行えばツメが折れる事もありません。多少折れても何とかなりますから解説動画を参考に行いましょう。
必要なツールとファイルの入手
用意するのは書き込むファームウェア(FW)とTFTPサーバ。ここからLinkStationのFWをダウンロード出来ます。ダウンロードしたら展開し「LSUpdater.ini」というファイルを以下の様に変更して上書き保存。
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0
他に展開して出来たファイル「initrd.img」「uImage.img」を後ほど使います。
ここからTFTPサーバ関連ソフト一式をダウンロードしたら展開。拡張子が”.rar”なので7-zip等で展開して下さい。展開先は日本語が含まれないパスが良いので例えばcドライブ直下に適当な名前を作ってそこに展開しましょう。
先の「initrd.img」「uImage.img」をデスクトップ等、適当な場所にコピーしそれぞれのファイルの拡張子”img”を”zip”に変更します。変更したらそれぞれを展開します。展開時にパスワードを求められます。以下の5つのどれかで展開出来ます。
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
展開するとフォルダの中にファイルが出来ますが「uImage.zip」を展開して出来た「uImage-lsp.5.x.buffalo」というファイルの名前を「uImage.buffalo」に変更します。「initrd.zip」を展開して出来た「initrd.buffalo」と「uImage.zip」を展開して出来た「uImage-lsp.5.x.buffalo」をリネームした「uImage.buffalo」の2つのファイルを「TFTP Boot Recovery 1.53」内へ上書きで保存します。
NAS Navigator2 をダウンロード
NAS Navigator2 をダウンロードしインストールします。既にインストール済であれば不要です。
ファームウェアを焼く
詳しく解説されているサイトがあったのでここを参考に作業を行った。一部、手順が同じにならなかったが調べたところ、もう一つのサイトにある様にファンクションボタンを押す事で正常に復旧した。

インターネット様々である。
まとめ
意外に簡単に復旧出来るので壊れたと思っても諦めずに試して欲しい。NASの利便性は高いのですがやはり機械である以上、トラブルは避けられない。トラブルも楽しみながら解決出来れば次に繋がる知識になります。楽しみましょう!機会があればこちらの製品も入手したい。
